【失敗しない土地の購入】用途地域とは？
こんにちは。
土地などの不動産を探してネットやチラシを見てみると、聞きなれない言葉がでてきますよね？
住所や金額、面積などはわかりますけど、用途地域？建蔽率？
おそらく多くの方が、金額や場所などはチェックすると思いますが、上記のような箇所についてはあまり気にしていないのではないでしょうか？
じつは、チラシの記載事項は宅地建物取引業法で定められていて、これらの箇所もとっても大事なことなんです！
気にせずに購入を決めてしまうと、計画していたお家が建てれないなんてことも・・・。
そんなことのならないように、不動産チラシの見方を説明いたします。
今回は、「用途地域」についてです。
用途地域とは？
用途地域とは、土地を１３種類に分類して、建物の用途や高さ、床面積などを定めている地域のことをいいます。
住宅街に工場が建つなど、住居の良好な環境を乱さないように設定されたものです。
市街化区域内では必ず定めることとなっています。
用途地域は大きく分けるとそれぞれ、
住居系
商業系
工業系
となっていて、そこからさらに細かく分類されていきます。
今回は住居系について説明します。
住居系
住居系の地域は８つに分別されています。
第１種低層住居地域
小規模な住宅や学校が建築可能です。しかし、高さに規定があり、最大で１２ｍ以下までしか建てられません。
第２種低層住居区域
第１種低層住居区域＋コンビニなどの小規模な店舗が建てられます。
第１種中高層住居地域
住宅や病院、中規模の店舗などが建てられます。高さ制限はありませんが、建物の床面積の合計に制限があります。
第２種中高層住居地域
第１種中高層住居地域＋中規模のオフィスビルや１，５００㎡までの店舗が可能です。
第１種住居地域
住宅や大学、病院、オフィスビル、ホテルなどが建築可能です。高さの規制がなく、合計の床面積の規制も中高層住居地域よりも緩いため、より高くて大きなマンションを建築することが可能です。
第２種住居地域
第１種住居地域＋パチンコ店やカラオケ店が建築可能です。
準住居地域
住居地域に加え、小規模な工場、自動車修理工場などが建築可能です。
利便と住居の調和を図る地域です。
田園住居地域
農地などと低層住宅の良好な住環境を保護するための地域です。
低層住居地域＋農産物直売所、５００㎡以内の農家レストラン、農業の生産資源の倉庫のみに建築が許可されます。
まとめ
今回は住居系について説明させていただきました。
以上のように、用途地域によっては、高さの制限があったり、合計の床面積があったり、そもそも住宅自体を建築することができなかったりします。
金額や場所が気に入ったからといっても油断は禁物ですよ！
不動産を購入する際は、自分で全て決めるのではなく、必ず専門知識のある不動産屋さんや建築会社さんと相談をしましょう。
ミスターデイクは、建築士や宅建士、住宅ローンアドバイザーなど、専門知識のプロフェッショナルが大勢います。
不動産に関するお悩みは必ず解決いたしますので、ぜひ一度お問い合わせくださいね。
